「何?」と私は、冷たい形相で睨み返す。

「俺達とどっか行かね?」

「お断りします。」

「は?俺等をなめんなよ。断るとどうなるかわかってんのか?」といいながら、手を鳴らす。

ま、だいたい想像つくけど。。。

「わかりません。」

「じゃ、覚悟してもらいましょうか!」

もう、『か!』の部分で拳飛んできてますから。

いつもの調子で避ける。

バシ!

しまった。

手を掴まれる。

ま、いけるかな?これくらいなら。

「えい!」

私は、声を出して背負投げを一本かました。

小さい頃から、人が寄ってきて、モテる体質だったから。。なのかはよくわからないけど、合気道2段。空手1段。柔道1段。持っている。

だから、10回を超える告白を逃れられることができたのだ。