Message ~過去からの贈り物~

あんなに冷たくあしらっているけど

恋をしている相手は

佐助だ。

なんでそんな冷たく当たると言われたら

私だってわからない。

ただの照れ隠しなのかもしれない。


私が佐助のことを好きでいることは

未だ、誰にも言っていない。

親友の南にも。

絶対に言えない。

言ったら、冷やかされるでしょ?



「あーあ。なんか面白いこと知らない?」

「知らない」

「もーバッサリ斬らないでー」


佐助と話したあとは、決まって冷たくあたってしまう。

ごめんね、南。



「じゃーねー」

「ばいばーい」

私は南よりも学校から家が近いので

家の前で南と分かれる。


「ただいまー」

「おかえりー」

私を出迎えてくれる、我が弟の陸翔―リクト―。

「陸翔、元気?」

「元気だわ」

いつもならお母さんもいるんだけどな。

「陸翔、ママ様は何処に?」

「Go shopping.」

「買い物か。陸翔、何か食べる?」

「ポテチ、コンソメ」

「自分で取ってこい」

「ほーい」

ソファに寝っ転がってお前は王様か。

そうツッコミたかったが、言うだけ無駄だと気づいた。

いつもこうだったっけ。

「あ、私明日提出のレポートあるから部屋でやってくる」

「ぐっばい」

「せんきゅー」


ん、待てよ。

せんきゅーってなんだ?

なんで今せんきゅーだったんだ?