.どうしたの?怒ってるの?
雅美さんすごく落ち込んでる。
『私のせいなのはわかってるよ…ごめん......けどね、』
『いまさら言っても困るんだよ!』
『優雅…どうしたの?』
あっ!思わず喋っちゃった。
雅美さんの目に涙が見えた。
がたっ
手で涙をふいて飛び出した。
初めて思った。人間を慰めたいって思った。
なんか、助けてあげてって言われてる気がした。
『行ってくる。』
『行かなくていいよ…』
『............行く!!』
タッタッタ............
『雅美…さん?』
『優雅とどんな関係?』
『どんなって…』
わたしは、すべてを話した............
『私と優雅は、似ている気がしたんです。初めて人間を恐れずにすんだ。』『アハハハハ!なにそれ?』
『…え?』
怖い…
息が苦しくなる。
人間の悪魔がよみがえる。
『気が合う?なにそれ?ただ、人間に話しかけられたのが優雅だけだっただけでしょ?』
『けど…』
『あぁー優雅だけじゃない。男ってものは、みんなこんな感じよ。優雅じゃなくてほかの人に話しかけられてたらさぁーその時も(気が合う)とか言ってたんじゃね?』
『どうして怒ってるんですか?』
『優雅と私は、秘密の関係なの。そもそも、優雅にとっていのちのおんじんなのよ私は。』
『どうゆうことですか?』
『だから、5年前だった。優雅が、カッターを手に取って切ろうとしてたの。
そこで私は、(もったいないなーーもっといい世界が待ってるのに。優雅くんだっけ?私と、家族になろうか!)って言ったの。それから私と優雅は、家族そのものなの。
後からわかったの。私もパパママいなくて、その弟が優雅だったのよ。私と優雅は、
家族なの。』
『家族.........』
優雅には大切な人がいるんだ…
家族がいるんだ。私とは違う。
けど、それでも…
『ていうか、友達なだけでしょ!』
『友達…ですか?』
わからない。
友達ってどんなの?
『帰る。』
病室に戻った。
『よっ!どっかいこーぜ!』
車椅子に乗った優雅が、ニコニコしながら待っていた。
(優雅じゃなくてほかの人に話しかけられてたら気が合うって言ってたんじゃね?)............
違う。
優雅はみんなと違う。
証拠はないけど............
そう思いたい。
『どこいくの!?』『誰もいないとこ連れてってやるよ!』
『なにそれ?どこ?』
『押してっそしたら教えてやるけどな〜』
『ムカつく〜!』
と言いながら勝手に体が動いて、
取っ手をつかんだ。
ちょっとウザイな〜って
部分はあるけど、それでも、なんか、
幸せだなー!
なんかわかんないけど…
こうゆうのが友達?
もし…
優雅と、雅美さんが家族なら私は何?
優雅にとってわたしは…ちゃんと優雅の、話し相手になれてるかな?
『『行こーう!!』』
『そこ左』
『OK!』
そこは小さなスペースで、噴水があって、ベンチが二つ。
『俺の家!』
『いいなぁー土管で過ごしてたよ!』
『俺も最初そうだった!』
みんなからして、変かもしれないけど
私たちにとっては
土管が、定番です。
つらくて、変な目で見られるけど、
私は、いや、生きていくには
これしかないの。
これしか…ないの......
『めっちゃきれーい!外から見えない!』
『草めっちゃ生やしたら、くさのドアできたぜっ』
『幸せだねぇ〜』
『だろっ!』
『食べ物は?』
『病院の余り物とか、賞味期限切れたヤツ!』
『マジで!毎日食べれるの!?』
こんな、みんなから見て信じられないと思うけど、これが、私たちにとって当たり前。
みんなみたいにめぐまれてはないけど、
多分幸せなんだよ。
生きてるから。 幸せなんだよ幸せなんだとおもう。
雅美さんすごく落ち込んでる。
『私のせいなのはわかってるよ…ごめん......けどね、』
『いまさら言っても困るんだよ!』
『優雅…どうしたの?』
あっ!思わず喋っちゃった。
雅美さんの目に涙が見えた。
がたっ
手で涙をふいて飛び出した。
初めて思った。人間を慰めたいって思った。
なんか、助けてあげてって言われてる気がした。
『行ってくる。』
『行かなくていいよ…』
『............行く!!』
タッタッタ............
『雅美…さん?』
『優雅とどんな関係?』
『どんなって…』
わたしは、すべてを話した............
『私と優雅は、似ている気がしたんです。初めて人間を恐れずにすんだ。』『アハハハハ!なにそれ?』
『…え?』
怖い…
息が苦しくなる。
人間の悪魔がよみがえる。
『気が合う?なにそれ?ただ、人間に話しかけられたのが優雅だけだっただけでしょ?』
『けど…』
『あぁー優雅だけじゃない。男ってものは、みんなこんな感じよ。優雅じゃなくてほかの人に話しかけられてたらさぁーその時も(気が合う)とか言ってたんじゃね?』
『どうして怒ってるんですか?』
『優雅と私は、秘密の関係なの。そもそも、優雅にとっていのちのおんじんなのよ私は。』
『どうゆうことですか?』
『だから、5年前だった。優雅が、カッターを手に取って切ろうとしてたの。
そこで私は、(もったいないなーーもっといい世界が待ってるのに。優雅くんだっけ?私と、家族になろうか!)って言ったの。それから私と優雅は、家族そのものなの。
後からわかったの。私もパパママいなくて、その弟が優雅だったのよ。私と優雅は、
家族なの。』
『家族.........』
優雅には大切な人がいるんだ…
家族がいるんだ。私とは違う。
けど、それでも…
『ていうか、友達なだけでしょ!』
『友達…ですか?』
わからない。
友達ってどんなの?
『帰る。』
病室に戻った。
『よっ!どっかいこーぜ!』
車椅子に乗った優雅が、ニコニコしながら待っていた。
(優雅じゃなくてほかの人に話しかけられてたら気が合うって言ってたんじゃね?)............
違う。
優雅はみんなと違う。
証拠はないけど............
そう思いたい。
『どこいくの!?』『誰もいないとこ連れてってやるよ!』
『なにそれ?どこ?』
『押してっそしたら教えてやるけどな〜』
『ムカつく〜!』
と言いながら勝手に体が動いて、
取っ手をつかんだ。
ちょっとウザイな〜って
部分はあるけど、それでも、なんか、
幸せだなー!
なんかわかんないけど…
こうゆうのが友達?
もし…
優雅と、雅美さんが家族なら私は何?
優雅にとってわたしは…ちゃんと優雅の、話し相手になれてるかな?
『『行こーう!!』』
『そこ左』
『OK!』
そこは小さなスペースで、噴水があって、ベンチが二つ。
『俺の家!』
『いいなぁー土管で過ごしてたよ!』
『俺も最初そうだった!』
みんなからして、変かもしれないけど
私たちにとっては
土管が、定番です。
つらくて、変な目で見られるけど、
私は、いや、生きていくには
これしかないの。
これしか…ないの......
『めっちゃきれーい!外から見えない!』
『草めっちゃ生やしたら、くさのドアできたぜっ』
『幸せだねぇ〜』
『だろっ!』
『食べ物は?』
『病院の余り物とか、賞味期限切れたヤツ!』
『マジで!毎日食べれるの!?』
こんな、みんなから見て信じられないと思うけど、これが、私たちにとって当たり前。
みんなみたいにめぐまれてはないけど、
多分幸せなんだよ。
生きてるから。 幸せなんだよ幸せなんだとおもう。



