僕は使命を果たすため下界に降りる。

ー記憶の中ー


「痛いッ…」


どうやらセレンが目覚めたらしい、俺達はさっきまで外に浮いていたのだが、塔の中に突然移動した。

ジャラッ
「これ…は?」

セレンは不思議そうに言っている。
「服が変わってる…な…首輪ッ…」
「そうです…ね」


「ま、魔界…?」
セレンは身体を起こして窓に向かっていった。
「なッ…」
「足枷…手枷…」
俺はとっさに手を伸ばしたが手はすり抜けた。

ジャラッジャラッジャラッ
「足枷も手枷も…魔力も…ない…ごめんね、リッキー天音ちゃん…」

「ごめんなさい…ごめんなさい」泣
「天音…落ち着け…大丈夫だから」
天音はひたすら泣いて誤っている…

「えっ!」
セレンの驚く声がして少し近づいた。
外を見て驚いているようだ。
「天音、大丈夫、大丈夫だから」

「え、服も変わってる?…」

赤とか黒をベースにしているな…
闇落者がよく着ている服に似ている。
「セレン…もっとしっかりしてたら…」

「まさかッ…僕ッ!?」

ジャラッジャラッジャラッ
「鏡…鏡…鏡…」
「あった…あ…闇落者についての本も…なぜ?」
急いで鏡を探しているセレン。
確か闇落ちの者は黒薔薇の紋章がでるんだっけ?


「落ちてませんように」汗
やっぱり闇落ちは嫌だよな…
「リッキーさん、何となくですが…闇落ちした理由が少し分かったきたかも知れません。」
「そうなのか!?」
「はい。」
理由が分かれば話は早い!

「はぁ…良かった…落ちてない」
「闇落者について…か…あ、最新号だ!」
ん?なぜ最新号?
闇落者については簡単にだが教えられるんじゃ?
「最新号…」
セレンはその本を開き読み始めた。


「……僕は…落ちかけ…いる…の?」

やばい、目に光が無くなっていってる!
記憶だから触れることも出来ない…
クソっ!


ガチャッ

「起きたかい?」
うおっ!あいつッ!
入ってきたのはクラーだ…
あいつがセレンを!
「な!…僕に何の用!?」
セレンは後にジャンプして距離を置いた。
凄いジャンプ力…
「まぁまぁ…そう警戒するな?」ニヤッ
「なぜここに連れてきたの!」睨
セレンはクラーを睨みながら素手で戦える準備をした。
あ、少し光が戻った!
「ま?君を…ちょっと…利用させて貰うんだよ?」ニヤリ
クラーはそう言うとセレンを霧で包み移動させた
「なっ!」
俺達も強制移動した。

ーーーーーーーーーーーーーー
ー闇の場所ー

「君が全ての元凶だよ?」笑
ここでか!?
セレンを闇に落し入れるって言うことか!?
「セレン君!」
天音は触れれない手を掴もうとしている。
「向こうの下界がどうなってるか見たいかい?」
下界?と言うことは俺達か?

闇に浮かび出されたモニター
そこには、ボロボロになった俺と天音…
ちがう!これは嘘だ!
幻覚をセレンは見せられてるんだ!
気づいてくれ!


「嘘じゃないさぁ?君が巻き込んだことだよ?」
「君が弱いからねぇ?」
「そーいう事だねぇ?」笑
「ほぉ?これを見ても言えるのかい?」

何を言っているんだ?まさか…読み取ってるのか?
だめだ!セレン気づけ気づけ!
「セレンっ!罠だっ!」
俺は聞こえるはずがないのに叫んだ。
「セレン君!」
天音も叫んだ。
モニターが移り変わり、下界で通っている学校
教室は…全員ぐったりして傷だらけだ…
これも嘘…どこまで落し入れるんだ!?クラーは!?

「これも君が巻き込んだことだよ?」
「君がぜーんぶ悪いんだよ?」笑
「リッキー君も天音ちゃんも教室のみんなも全部君が巻き込んだことだよ?」笑

するとセレンの横にセレンに関わる人達が現れた。
嘘…だろ?記憶が中でも分かる闇の魔力…
普通は記憶の中では感じられない。

「「「「「「みーんな、君のせいだよ?君が居るからここにいるみんな怪我しちゃったよ?」」」」」」

「ほーらみんな言ってるじゃないか?」笑

セレンはクラーの闇の力でどんどん闇落ちさせようと絶望させている
ちがう!お前のせいじゃない!落ちるな!
「セレン君!お願い!ちがうの!」

「そーだそーだ、みんな君が悪い」笑

クラーは闇にセレンを引きずり込む…
俺は何度も何度も叫ぶ
「セレン!セレン!」


「みんな忘れてコッチにおいで?」