ー姿ー

ーリッキーsideー
俺は信じたくない予知を見たあと、天音と登校した。
「なぁ、天音?」
「どうしましたか?」
「もし、予知が当たったら…俺は天音…どうしたらいい…のか?」
もし、戦う事になったら…
「…その時は…私達が…セレン君を…助けましょう…」
助ける…でも、闇落ちしてしまったら戻れないんじゃ?
「闇落ちしたら戻れねぇんじゃ?」
「あの、私の家にあった本によるとある事をする事によって記憶が戻って、記憶が戻った闇落者本人が闇から抜け出せた時に戻るらしいです」
驚いた…魔法界では闇落ちすれば戻らないとしか考えてないからな…
「とりあえず頑張って見ましょう!」
気がつくと学校の下駄箱の所だった笑

ー教室ー

ガラッ
俺は教室に入って見られないように魔法を唱えた。

「《防衛魔法ー結界ー教室に結界をかけよ》」ボソッ
俺はセレンよりかは弱いが…一様強い結界をはった。
「私も…大結界」ボソッ
天音は唱えてからお札を床にはった。
お札は消えていった。
「一様二重結界だから、幹部でも無理だな」ボソッ
「はい、余地が外れますように」ボソッ

キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン

「座りましょうか?」
俺は荷物を持ったまましていた事に気づいた。
「おう!荷物持ったままだった」笑

ガタッ

俺は席について荷物を机に移動させた。
ガラガラ
「はい、じゃ読書して、セレンさんは?」
「今日は熱らしいです!」
「そう、ありがとうね」
先生は紙に何かを書いて本を読みはじめた。

頼むから余地は当たらないでくれ…セレン…無事でいてくれッ…

俺は結界をさらに強力にするために、予め持ってきた、結界粉を床にかけた。
結界粉は結界をを強めることが出来る粉の事だ。
俺は外をチラチラ見て予知通りにならないか見ていた。