ー教室ー


「という事で!今日は評価を5全部とるように頑張りましょう!掃除もしっ…」


え?
止まった?

「先生ーどうしたんですかー?」
「え、ドッキリ?」笑

違う、魔法だ…
多分。闇魔法…1度自己防衛の時間に出てきた。

「泉!」
リッキーの声で僕は気がついた。
「秋、これはやばそうだよ」汗

次の瞬間、闇の気配が強くなった。


「秋、窓から全員離れさせて!」
「分かってる!離れろ!いいから!」

秋が言うとみんな廊下側にすぐに移動した。

「秋、一様結界貼るから。《防衛魔法ー結界ー彼らを守りたまえ!》」
「泉、俺は結界を守る。多分俺が攻めに入ればすぐにやられる」
「秋、わかった。秋は結界魔法得意だもんね」笑
秋は学年で上位に入る防衛魔法の使い笑
「くるぞ!」

秋が言ったと同時に窓ガラスが全て飛び散った。

「しょうがない、人間の姿をとくよリッキー!」
「ああ!セレン!」

「「魔法解除ー変術ー」」

ボフンッ!
ボフンッ!

「「君達は誰!?/お前は誰だ!」



煙の中からは1人の男が立っていた。

「すまないね?我はクラーと申す、闇の王だ…今日は視察に来たが…出来ればセレン、君を貰いたい」ニヤリ
何を言ってるんだ?

「なっ!」
「僕に何のようだ!」

「君が付いてこなければお隣にいるお友達がどうなる事やら」ニヤリ

クラーはそう言うと、手をかざした。
すると、リッキーの横に女がナイフを首に当てていた。

「コイツっ!」
リッキーが人質に!?

「動くな…動けば刺さるぞ?どうだね?セレン君我と一緒に…」
「やだっ!誰が君と行くか!」
僕は氷だ、動きを止めるぐらいなら簡単に出来る。

「フッ…やれ」
「了解しました」

スッ

女はリッキーの首をめがけてナイフを振り落とした。

ピキピキピキピキ
パリィーン!

「僕の親友に手を出さないでくれる?」ニコッ
「セレンありがとな!」
女はとても戸惑っているようだ。


「チッ…かかれ!」

次の瞬間、ありとあらゆるところからクラーの手下と思われる敵が出てきた…