おれが守ってやる

桜がヒラヒラと舞い降りる中で
当たり前かのように堂々と歩く私、 石松 彩はこの春から高校1年生。


平凡な毎日できっと楽しんだろうと
ワクワクを胸に学校へと向かった。

「さーーやっ!」
バンっ
「朝から叩かれると心臓びっくりするじゃんはるか〜」

と叩いてきたのは
私の幼馴染み 国丸 春華。

はるかはスタイルいいし、背も高い、
整った顔、まさにモデルみたいな子だ。
はるかが笑うと
クラスの男子達は
一撃ってくらい。

それに比べ私は
普通。普通。普通。
まあ普通が一番なんだけどね。笑

「ほーらさや、早く行かないと遅刻するわよー!先いくねー!」
「え!ちょっとおいてかないでー!待ってよー!!」

ちょっとはるか速すぎだってば!!!
あたしが遅すぎなの?
いや、
はるかが速すぎなんだよ!
とりあえず追いついてやる!

はぁはぁはぁ、
やっと追いついた
き、きつい、
いつぶりかなこんなに走ったの


って、
何かうるさいと思ったら
なんでそんなに門の周りに
女子が集まってるのかな?

「はるか、あれなに?」
「あれじゃない?凄くイケメンだって噂になってた黒川隼人って奴でうるさいんじゃない?」
「そ、そっかぁ」

え...と誰だっけ?
その時話聞いてなくて全然覚えてないなぁ
まあその人とは関わるわけでもないしいっか!!

あ、クラス表だ。
いしまつ...いし、まつ...あった
「あたし6組だ!!はっ!はるかも一緒じゃん!やった♪」

「げっ、またあんたと...」
「何よ~嬉しいくせにーー!」

何よ~~
まあはるかはツンデレだからしょうがないか!

教室に入ると

キャーーー!!
カッコイイ!!!
女子達が叫んでる。

朝からほんと、元気だな~

「うるさっ朝から何なのよ!!」
「まあそーだけどさ!席見に行こ!」

うぅ...あたし窓側の1番前じゃん。
でもはるかあたしの斜め後ろだしいっか!


とりあえず座ろっと。


そういえば
ずっと騒いでるけど誰に騒いでるのかな?

ピーンピーンピーン
珍しいチャイムだな~

「あっ、予鈴なっちゃったっ!!また来るね~隼人くんっ♡」

予鈴の音なんだ。
てゆーかどんどん女子達帰っていってるけどクラス違ったんだね


女子が減って隙間から
見えた

あの人が
噂の黒川隼人って人なんだ

た、確かに遠くから見ても
かっこいい、かも。

ずっと見てたからか
バチッ!と目が合った。


うわっっまずいっ
どうしよっ
とりあえず笑っとけ!!!

ニコッ


あれ、なんで笑ってしまったの?
目が合っただけなのに
絶対何だコイツって思われてるし!
あー馬鹿だ普通に目を逸らせばいい話なのに、恥ずかしい。


まあいいか。