彼が私の事を強く強く抱きしめた。

なんだろうこれ、夢かな
ああ、酔ってきたのかな

「ちょっと?りょうくん?」
「しばらくこのままでいてくれる?」

私はこんなのいけないと思って、強い力で離れようとした、そうするとりょうくんはもっと強い力で私をだきしめた。

やめて、好きになっちゃうよ。
あなたには彼女がいるのに、という言葉が何度も頭をよぎったけどだんだんそんな罪悪感はりょうくんのあたたかさと共に消えていった。