「あ!それからこれ。四人でお揃いで持ちたいなって思って、作ってみたんだけど...どうかな」
そして翡翠は、さっきより少しぎこちなく笑って、鞄から小さなマスコットを取り出した。
可愛いうさぎのマスコットが四匹。
「わぁ、可愛い...!」
「白河さんすごいね、裁縫も出来るんだ」
「器用なんだな、白河って」
ニコニコ笑顔の黄色いうさぎは坂瀬くんに。
眼鏡をかけたちょっぴり無愛想な表情の黄緑のうさぎは青柳颯太に。
ちょっと困り顔で笑っている水色のうさぎは翡翠に。
そして、頬を染めて照れたような表情のピンク色のうさぎは私に。
「気に入ってくれた...かな?」
「もちろん!明日から鞄に付けてこようかな」
「私もそうする」
「...じゃあ、俺も?」
「はは、なんで疑問系なの、颯太」
「いや、付けてくるよ」
みんながやわらかい空気を纏っている。
分からないことはたくさんある。
でも今は、なんとなく幸せな空気に包まれて、何も考えられなかった。
そして翡翠は、さっきより少しぎこちなく笑って、鞄から小さなマスコットを取り出した。
可愛いうさぎのマスコットが四匹。
「わぁ、可愛い...!」
「白河さんすごいね、裁縫も出来るんだ」
「器用なんだな、白河って」
ニコニコ笑顔の黄色いうさぎは坂瀬くんに。
眼鏡をかけたちょっぴり無愛想な表情の黄緑のうさぎは青柳颯太に。
ちょっと困り顔で笑っている水色のうさぎは翡翠に。
そして、頬を染めて照れたような表情のピンク色のうさぎは私に。
「気に入ってくれた...かな?」
「もちろん!明日から鞄に付けてこようかな」
「私もそうする」
「...じゃあ、俺も?」
「はは、なんで疑問系なの、颯太」
「いや、付けてくるよ」
みんながやわらかい空気を纏っている。
分からないことはたくさんある。
でも今は、なんとなく幸せな空気に包まれて、何も考えられなかった。



