スローシンクロ 〜恋するカメラ女子〜

「田宮さん」


日が暮れるまで続いた撮影もとりあえず今日の分は終了し、後片付けに入っていた。
出版社の担当さんに名前を呼ばれ立ち上がる。


「はい」

「春木さん知りません?次回の撮影の日取り相談したいんだけど」


私は周囲をぐるりと見回した。そういえば先程から春木さんの姿が無い。


「ちょっと探してきますね。」


担当さんにそう告げてスタジオの外に出た。