スローシンクロ 〜恋するカメラ女子〜

休憩を終えると、西澤さんの衣装が変わっていた。
今度はさっきよりももっとラフで部屋着のようなスタイルだ。

次々に衣装替えをする西澤さんは、モデルらしく表情も使い分ける。笑顔だけで何種類もある感じだ。


どんな服装でも、彼女はやっぱり女神さまで
私はただのアシスタントだった。



「……うん。そのまま動かないで」



撮影が始まってから、春木さんは一度もこちらを見ない。
指示も貰えなかった。
夢中で撮っているのだ。


春木さんの瞳に
彼女はどんな風に映っているんだろう。


知りたいようで、知りたくない気もしていた。