スローシンクロ 〜恋するカメラ女子〜

早めに切り上げようと思っていたが、結局事務所を出るのは夜になってしまった。

丸一日作業したおかげで、残した仕事にようやく目処がつきつつある。
あと1、2回出勤すれば全て片付くだろう。

私のデスクも荷物が無くなり、随分すっきりしてしまった。

この場所とさよならする日が近付いている。



「……」



後ろ髪を引かれるような思いで、その場を去った。




なるべく明るい道を選び、少し遠回りをして帰路についた。
アパートの玄関に入り共有スペースにある自室のポストを開ける。


「っ、」


息が止まりそうになった。
またしても写真が存在していたからだ。