「はぁ、どうも」



とりあえず頭を下げてみる


「志望校いっしょなの。今から面接指導だから行ってくるね?」



「あぁ。うん頑張ってね!」


「中島さんだよね?ごめん、こいつの面倒見るの頼んでいいかな?」



「え?」



井川良樹くんがコイツと言って指差したのは彼の肩に担がれた塊


「岡崎知ってる?

ちょっと今日体調悪いみたいでね、家まで送って行きたいところなんだけど

面接指導あるからそれ終わるまでお願いしていいかな?」


爽やか〜に笑う井川良樹くん。


担がれているのはなんとあの岡崎零らしい。