彼はミルクティー依存症

「顔、赤いけどどうしたの萌波?


ミルクティー飲む?」




あたしのミルクティーをあたしに進める岡崎零。



焦りすぎてその言葉に素直に頷き、手が放されたのを見計らって


ミルクティーを一口、飲み込む




「あっ、飲んだね?」



「え、うん。飲めって岡崎くんが言ったじゃない」




岡崎くんと呼ぶあたしの声に顔をしかめながらも、すぐに目だけがニヤリと笑う




「萌波、間接キスって知ってる?」



「え、うん」