「私は、梓ちゃんの隣がいいな♪」 こっちを向いてにこっと笑った、草部さんはとても可愛らしい。 「俺、右側の角部屋がいいな」 そう言ったのは、水城くん。 「えっと…僕も、僕も♪左側の角部屋がいいなぁ〜♪」 そう言ったのは、留衣くん。相変わらず、明るい。 「俺は、どこでも…」 先ほどのあの、熱い口論はなんだったのかと思わせるほどの無口さで、焔さんが言う。 「ん〜、私は右側の部屋かな」 みんなの意見を合わせて行くと、左から留衣くん、焔さん、草部さん、私、水城くんの順だ。