七色なんて、あり得ない。
確認された、妖精の中では4つの属性を持つイリーナが、最高だったはず。
七色なんて、見間違いと思い直してもう一度、見ようとするが、あまりの光の強さに、直視できない。
瞼を閉じて、もう一度考え直す。
が、いくら考えても分からなかった。
瞼を閉じていても、光が収まっていくのが分かって、瞼を開けた。
そこには、息を吸うのを忘れそうになる、美少年が、微笑んでいた。
この美少年は見覚えがある。
教科書の神話に載っている、全知全能の神・ルークだ。
身長は175センチ。優しい目に、透け感のある髪。
“…俺の名前は、ルーク。全知全能の神だから、扱える能力は全て。初めてだよ、……人間…に呼ばれたのは”

