がばっ!
布団を剥ぎ、勢いよく上半身を起こした。


嫌な…記憶。


額に手をやると、興奮のためかいつもよりずっと熱かった。それに比べて、手は冷たかった。



「私は…私を信じる」



そう呟くと、ベットの上に座った。ベットサイドの時計は5時を指していた。



「今日、入園式だ…」



また呟いた。のそのそと立ち上がると、白で統一された自分の部屋が視界に、入った。


白い世界の中で、1つだけ白じゃない物が目に入った。