歩いて、本部に戻ると。


誰からか聞いたのか、慌てて皆して寄ってきた。



「大丈夫っすか?!」



「うん、平気だ」



その答えにホッとしている、隊員を見て胸が痛む。


ごめんね、心配かけて。



「おい、親父いるか?」



藍斗が近くの隊員に聞く。



「えぇ、現在ご自身の部屋にいらっしゃいます」



「行くぞ」



「うん」



お父さんの部屋に向かい、ノックなしに開ける。



「麗華!!…ついでに凛斗と藍斗。何かあったんだな?どうした?」



「…現在、起こっている事の報告をさせていただきます」