サリフウリ魔法学園と神の子

ニコッと笑うと、ルークが近づいてきた。



“藍斗?と言ったか?麗華は我に渡せ”



「は!?」



「ふざけんな!麗華を渡すぅぅ?」



“渡さないなら、別にいい。我は麗華のパートナーだ、ついていくぞ”



「ああ」



“麗華”



「なに?」



“……み…いや、何でもない”



「んー?まあ、いいけど。何かあったら言ってよ?」



“ああ”



「麗華、今何が起こってる?」



じっとこちらを伺う目をして、凛斗が私を見る。


今、何が起きているか。


それは、よくわからない。が、上級悪魔が出てきている時点で大事だ。



「…着いたら、説明する」



「………わかった」