目を開けると、そこは山だった。



「「さすが、麗華さん!」」



「いや〜、かっこいいねぇ、麗ちゃん」



ニヤニヤと笑う、紗奈。貴方のその顔、何度見たことか…。


まあ、私と紗奈は仲がいい。仕事の時と息抜きの時とけじめを、付けれるからとても一緒にいて、楽だ。



「……おい、紗奈…」



「あ、照れたね、麗ちゃん」



恥ずかしくなってぷいっと、顔を背けると紗奈が笑いだし、



「やっば!麗ちゃんが拗ねた!!あっははははっ!」



「もう!うるさい…」