と、機械から出ると息切れするメカニズムが分かったところで、電子音が鳴った。 『Sクラス…13万』 そう、電子アナウンスが告げた。 電子アナウンスが次と告げる前に、梓は機械に入ってしまう。 が、直後入ったばかりだと言うのに、電子音が鳴り、電子アナウンスが興奮気味に喋りだした。 『この方のお力は、相当です。破損する恐れがあります。離れていてください』 は、破損…⁈ 思わず、首を傾げたときドンと、あまりにも大きすぎる、霊力が発せられた。