「これっ…本物の…?」



「そうだよ。本当はもっと、自分に合う長さとかを考えなきゃダメだけど、取り敢えずの武器だから。あと、もしヤバイと思ったら、無理せず武器のボタンを押して?」



「これか?」



「そう!」



各武器には、カチッと押せるボタンが付けられていた。


まあ、私のにはついてないが。



「その、ボタンを押せばなんとかなるの!だから、何かあったら、それを押せ」



「ふーん?これがねぇ」



納得のいっていない、焔くんに笑いかけ実里の方を向く。



「いいよね?実里」



「はぁ、麗華が1度決めたことは直んねぇからな〜!」



よし、許可も降りたし。



「さてと、まずは他の風属性の子達と合流しなくちゃいけないから、本部に行くから。さ、手をとって」



ギュッと手を繋いで。



「瞬空」



呟くように、言った。


そして、私の部屋から5人は消えた。