『Sクラス…12万5500。次』 パサっと透明ののれんから顔を出した、留衣は魁斗同様、肩で息を吸っていた。 あんなに疲れるものみたいだ。この霊力検査とは。 ドキドキと胸が鳴る中、留衣と入れ替わりにのれんを手で、払って入った。 中には、タブレットが置いてあった。 タブレットは指示書の役割を、果たしているようだ。 『カウントダウンがされたら、ゆっくりと霊力を放ってください。10を押したら、スタートです』