魔法にかけられた、楽器が空に浮かび上がり1.2.3の合図とともに演奏しだす。


先に貴族の順位の下の方から、赤いカーペットを歩いていく。


歩いていって、自分の席(位によって位置決めされている)に座る。


そして、自分よりも上の貴族を拍手で迎えていく。


次第に拍手は大きくなっていく。



「ねーねー、もーそろそろじゃなーい?」



のんきな、留衣くんの声が聞こえる。


今年の1年のS5は、全員大貴族。


すごい、偶然もあったものだ。



演奏が止まり、楽器の数が増えた状態で少し違った雰囲気の曲が演奏されていく。


パチパチパチパチ。


世界10から、歩いていく。


歩きなれていて、貴族との差がある。



そして、ついに世界5に入るという時に、貴族のイケメン・美女らが来て私たちに跪く。