嘘だ…ろ?


何故、気づいたんだ?この魔法はとらえることなんて、出来ないのに。



「ふふっ…この魔法は、水城くんが作ったんだね。魔法印を書いて」



何故、こちらを見ているかの様に誰が作ったとか、作り方が分かってるんだ。



「あ〜そう言えば、この魔法はそっちの声聞こえないんだっけ?だったら…プライベートだから、申し訳ないけど、壊させてもらうね?」



梓は右腰に手を当てた。


そして、何かを握って、前に引き出してくる。


キラッと光ったそれは、刀。


艶めく刀は、刃渡1メートル。長剣。


グッと両手で柄を持った、梓はニヤッと笑うと刀を振り下ろした。


ジジッ…ザーザー。


画像が砂嵐になり、壊された。