どうして好きって言えないんだろう

なんて香凛。そんな地を這うような声を出さなくても……。





香凛は颯祐くんと幼なじみです。





「違うの香凛!私が颯祐くんに相談乗ってもらったの!!」





今にも颯祐くんに殴りかかりそうな香凛を止める。





「はぁ。あらかた、お礼で颯祐くん呼びさせてるんでしょう。」





香凛も鋭い…。





「さすが香凛!長い付き合いだ。」





「うるさい。ウザイ。暑苦しい!」





颯祐くんの頭を叩く香凛。




いつもの光景だから、誰も助けないけどね?