決められた道

「ユウマー入るぞー」とノックをして入った


「おお!ユウヤじゃん久しぶり!元気だった?」


「久しぶり!元気だよ。そういうお前は相変わらずだな」


苦笑しながら拳と拳をぶつけた


こいつ、ユウマとは小さい頃からの仲。幼馴染みというやつだ


「それよりユウヤ何かあったのか?」


心配そうに聞いてきた


「特に用事は無いけど会いたくなってな」


本人に言うのはちょって照れくさくて下を向いてしまった


「そうか。それなら良かった」


安心した素振りを見せたあと、


「なら俺から頼まれてくれないか?」


と真剣な面持ちで言われたのだ