改めて織乃にいわれて私は顔を紅潮させた。

「あいつもああみえて……世話好きみたいで…!!」


昨日のキスの感触を思い出しながら私はひとまず自分の職場についた。



「久河さん!!大丈夫?」


松葉杖姿に驚いた朝霧課長は心配そうに私に駆け寄った。



「あはは……。しばらくはご迷惑とかおかけするかもしれませんがよろしくお願いします。」



「迷惑だなんて……。出来ることだけでいいから…。」