「っていうか…どーしたの? 」


織乃と待ち合わせしたカフェで私を見つけた彼女は驚きのあまり口を開けた。
「だって……パーティーっていうからさー!!」



「パーティーっていうか…婚活パーティーっていっても個室だよ!!こ、し、つ!!」


「えっーー!? だってーー個室だってもしかしたら課長みたいな素敵な人がいるかもしれないじゃない。」


私は目の奥を炎でたぎらせて意気込む。


「そ……そりゃあそうだけど……。 まあ、いいか……。
清潔感のある服装っていうのには規定には沿ってるしね。
しかし…今から婚活しようっていうときに既婚者の課長をだしに妄想っていうのはどうかしらねー。」



朝のモーニングと紅茶を注文した私と織乃は景色のよいテラス越しの窓際の席をキープして話す。