課長のことが頭をぐるぐると巡りながら課長のような素敵な男性と出会えるシチュエーションを妄想して私は織乃にLINEで「婚活する!!」とだけ返信する。


「じゃあ、申し込んどくねー!!」


早くも既読になり織乃からかえってきた返事をまって気合いをいれて私は立ち上がった。




「よーーし!!こうなったら婚活絶対成立してみせるーー!!
こーなったら女子力じゃー!! 女子力みがかなきゃー!!」


振り上げた拳に誓い私はお風呂場へといさみ足でかけこみ今日から手抜き気味になっていた女子力を高めるため挑み始めるゴングが鳴り響いた。