ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉



…でも、課長も婚活経験者だったんだー。あんな素敵な人がいるなら婚活も悪くないかな…なんて思ったりしてそのまま更衣室をでるドアを思いっきり開くと障害物があたる音とともに幸谷がこちらを怖い顔で睨みつけていた。


「……ごめん……!!」



あまりの剣幕に思わず謝った私を思いっきり大きいタメ息で吹き飛ばした彼は落とした書類をひろっていた。



「扉の向こうには人がいるかも…って注意しながら開くのこれ常識だから…!!」


「なっ……!! 何いってるの??
自分だって扉が開くかもって思いながら廊下は歩きなさいよ!!」


広い集めた書類をバインダーにはさみこみながら嫌みをいう幸谷の態度にぶちきれて私は捨て台詞のように吐き出したものの相変わらず無愛想な仏頂面で身をかがませて一言…。

「相変わらず可愛くないよね。」