重いタメ息ををついた私に無愛想な奴がとびこんでくる。 ナイナイナイ……奴はないな!! いくら私にういた恋愛話がなくても…奴が未婚でもそれだけはない……!! ぞくり…と身震いする私の前にいつの間にか立ちはだかる。 「ただでさえ…仕事遅いんだからボッーとするのやめろよ!! 課長が呼んでたぞ!!」 「えっ………。わかってるわよー!!」 忌々しく無愛想な仏頂面で見下す幸谷をよそに私は課長のもとを目指した。