幸谷のまた爆弾発言に二人は呆気にとられたが次に私へと視線がそそがれた。


「そうだったの??」

朝霧課長の声……!!
ここでまだ違いますっていえば間に合う?
………でも………。


「はい…!! 私…彼とは婚活で出会うまでは同僚でした…。
ほんとに嫌な奴だけど…彼といると自分らしくいれるんです。」



あいつのとんでも発言に加えて私はありのままの胸の内をさらけだしなんだかすんでいくような気がした。


「そーだったの……。婚活……なつかしわね…。私達もそんな気持ちだったんだけどな…。」


真澄さんは私達に感化されて懐かしそうに目をほそめた。


「そうか……。おめでとう。二人ならきっとお似合いの夫婦になれるよ…。」


朝霧課長からお祝いの言葉を言われてなんだかまだ少し残念だったけど私は笑顔で頷きとびっきりの笑顔でかえした。