「帰ろうかな~…」

ウィーン――…

「北村信ちょっと待ちなさいよー!!!」

「ふぇ?」

僕は慌てて振り向く。

忙しそうに動いている看護師さん達
辛そうにしている子供

誰も僕を呼んでるような人なんていない―…