『ぢゃあ。まぁ~軽い睡眠薬出しとくから。…お大事に。』

「ありがとうございました…」

バタン――…

いつものように医者の心にもない“お大事に”を聞きながら診察室を出た。

どこかが悪いんじゃない!!ただ…眠れないだけ。