でも、一番苦しいのは夜中。


絶えることなく襲ってくる吐き気。


寝れたのはたったの20分。


笑美は多分寝れてない。


オレにばかり苦しい思いをさせたくないと言って、オレが落ちついて寝ている間もきっと起きて看病してくれていた。


「笑美、ごめんな・・・」


「なに言ってるの。
私はこれくらいしかお兄ちゃんにしてあげられないもん。
大丈夫だよ!」


笑美にはかなりの負担がかかっているはずなのに、こうやって笑って励ましてくれる。


本当にありがとう。