「みなさん、ありがとうございました。 お兄ちゃんが一番心残りになってることだったと思います。 きっと、すごく喜んでる・・・」 嬉しすぎて、涙が止まらない私の肩を、るなさんが優しく抱いてくれた。 「私たちも、勇生と一緒に卒業・・・したかったの・・・」 みんな、目に涙を浮かべながら笑っている。 とても、とてもいい笑顔で。