でも、またすぐに同じ音が聞こえてきて・・・ 空耳じゃないことを確信した。 窓を確認しようと思ってベッドを降りた。 ついでにお兄ちゃんに布団をかけてあげようと思って近づいたら様子がおかしい。 「お兄ちゃん・・・?えっ、お兄ちゃん!? どうしたの?苦しい?」 額に汗をいっぱいかいて、とても苦しそうに呼吸している。 私は慌てて震える手で、ナースコールを押した。 すぐに水木さんが駆けつけてくれて、お兄ちゃんはレントゲン室に連れて行かれた。