P.M. 2:30 熱もだいぶ下がって、少しは元気になったお兄ちゃん。 そろそろいいかな・・・ 「はい、お兄ちゃん。 ハッピーバースディ!」 「おぉ、マジで!? サンキュ!」 私がプレゼントしたのは、ブルーのニット帽。 副作用で髪が抜けるから。 「どう?」 「似合う~!」 「ありがとな」 「どういたしまして!」 お兄ちゃんにとって、記憶に残る誕生日になったかな・・・ なんてね! そんな、お兄ちゃんが急にいなくなるはずないじゃん!