「勇生くんも、ここだったんだね」 「そうなの。302号室」 「えっ、じゃあ近くだよ。305号室なの」 「じゃあお互い調子がよかったら4人で会おうね♪」 「うん!」 紫乃ちゃん、あんなに元気に振る舞っていたけど・・・ 平気なわけないよね。 まだ2人共、小学生だもん。 お母さんは仕事で海外を飛びまわってて、お父さんは毎日帰りが遅い。 紫乃ちゃんも優人くんも心細いと思うから、私たちが手を貸してあげないと。