P.M. 12:30


「お兄ちゃん、少しでいいからご飯食べよう?」


ごめんな、笑美。

食べたいけど、今、気持ち悪いんだよ・・・


「食べないと、やっぱり怒られるかな?」


「多分ね。
だって水木さん、さっきあれだけ念押して言ってたんだもん」


担当の水木さんは美人だけど、わがままは許してくれないんだ。


人は見かけによらないって、こういうことだな。


「食べるか・・・」


でも、口に入れただけで吐き気がした。


慌てて備え付けてある容器に、吐いた。



「笑美ごめん。もう下げて・・・」


何もすることないな・・・


寝よう。