笑顔のチカラ~笑う門には福来る~



「よし、忘れ物ないね?じゃあ帰ろっか」


「はーい!」

時間が経つのは早いもので、もう帰る時間。


「笑美ちゃん、結局見つけられなかったね」


「はい…でも、大丈夫ですよ。私たちがいれば!」


「そうね♪」

四つ葉のクローバーは見つけられなかったけど、それよりもずっと、自分たちの心の中でその思いが深まった気がする。



「ん?」


「なんのことだ?笑美、るな」


前を歩いていた男の子2人が不思議そうに振り返った。


「「何でもない!」」

「えーなんだよ女たちで盛り上がって〜」

拗ねたようにそっぽを向く2人を見て、るなさんと笑った。