〈第1診察室〉 あった……! 私、なんで迷子なんかになってたんだろう。 ただ、部屋を出てすぐの階段を1階まで降りて、左に曲がればいいだけだったのに。 自分の行動に呆れながら、そっとドアに耳をつける。 「勇生くんの件ですが、脳には異常ありませんでした。 ただ……」 「ただ…?」 伯母さんと医師が深刻そうに話してる声が聞こえる。 何の話だろう? 「血液検査の結果、白血病と診断しました」 「えっ…!」 伯母さんの動揺した声が聞こえた。 えっ先生、今何て……?