─終業式の日─
「なんだこりゃ~!!」
校長先生の長い長いお話タイムが終わって、ようやく解放された教室にオレの叫び声が響いた。
「1学期だけでこんなに進んだんだぜ」
「マジかよ・・・
大樹、夏休みはよろしく!」
「オレは知らね~」
「裏切り者!」
学級活動の時間に配られた夏休みの大量の宿題。
それは、オレにとって地獄のようなものだった。
「い・み・わ・か・ん・な・い〜!!」
休んでいた2ヶ月の間にこんなに進むなんて・・・
数学とか・・・鬼だな。
こんなの知らね~って問題がたくさんある。
「大樹はバカだからね~いいわ。
私が教えてあげる」
「るな・・・お前マジ天使!」
「バカって言うな」
大樹の反発する声も、同時にるなに降りかかった。
はぁ・・・
サッカーも大事だけど、勉強もどうにかしないとな。
「じゃあ、早速明日からよろしく!
笑美もいるし、ウチでするか」
「やったぁ!笑美ちゃん会いたい♪」
「オレも行く!」
「「はぁっ!?」」
「るな先生、バカ2人をよろしくお願いします」
「バカなのはあんただけでしょうが!
勇生ならこのくらい、習ってたらすぐ解けるわよ!」
「キツいな~るな」
明日からおもしろい休みになりそうだな。

