「おっはよ~みんな、久しぶり!」
「・・・・・・・・・!」
「ゆ、うき?」
「えっ!?本物?」
何だったんだ。
今の一瞬の間は・・・
しかも本物って・・・
オレのニセモノがいるなら見てみたいよ。
「勇生!」
「おぉ勇生!
お前ちゃっかり修学旅行前に帰ってきやがったな~」
オレを見て早速絡んできた大樹とるな。
この2人は変な反応はしないな。
問題はこの人・・・
キーンコーンカーンコーン
「はーい!みんな席について」
担任の谷松先生。
この人はかなりの天然だからな・・・
「体調悪い人はいないね・・・
あれっ・・・春野くん?」
おっ、気づいた。
「・・・に似た男の子がいる。
えっ、私、ついに見えるようになっちゃった!?
キャーーー!」
おいおい。
やっぱり期待を裏切らないな・・・
「先生、オレ本物!」
「しゃべっ・・・た。
えぇっ!は、春野くん!?
あら、今日から復帰?
もー、ちゃんと言ってよ〜」
うわぁ、めっちゃ焦ってる・・・
「あははは~よかったよかった。
これで1組も全員揃ったわ」
って。嬉しいのに、複雑な気持ちだな。
心の片隅に、やっぱり何かが引っ掛かってる。
オレ、本当に治ったのか?
これから本当に、サッカーできるのか?
ずっと、生きていられるのか・・・?
「勇生!」
「「お帰り!」」
クラスメイトからの温かい言葉。
オレ、何考えてるんだろう。
生きていられるのか・・・じゃない。
生きてみせるんだ!
「ただいま!」

