「Oh!My god!There is no my handkerchief!」
彼女は立ち上がって慌て始めた。

そんなに大事なものやったんかな?

「大丈夫ですよ。」
あたしは冷静にそう言った。

「What?」
彼女は訊き返す。

「あたしがそのハンカチ持ってますから。」
そう言ってさっき愛佳ちゃんから預かったハンカチを見せた。