あの子の靴

頑張るうちにどんどん靴は美波に馴れていった。美波は凄く踊ることが出来る様になった。
『これなら、本番でもできる!!』

美波は毎日毎日練習を繰り返した。
本番で本物の猫の様に踊れるように。
美波は上達していく事が何よりも嬉しかった。

『私上手くなってる!!』

これが美波の口癖になるほど上達していたのだ。

「最近さぁ美波、凄く上達してるよね。」
「なんか。自慢してくるんだけど。」
「超うざくね!?」
「美波のあの靴。美波に合わないほど可愛いよね。」
「あの靴隠しちゃおうよ!!」
「賛成!!!」
今まで美波と仲がよかった悠達6人が美波を虐めようとした。

「ミナミ、キョウモスゴカッタヨ。オウチニカエロウヨ。」
『そうだね。じゃぁ帰ろうか!!」

美波と靴はこんな会話をして帰る事にした。

「美波ってさあ、いつも独り言言ってるよね。マジキモいよねぇ」
これが悠達の口癖になっていた。