「…カワイイ声。もっと聞かせてよ。」






有栖川は私の全身に雨のようなキスを何度も降らせる。






私の心も身体もとろけるほど甘くて切ない時間が過ぎていった。





暗い空が少しずつ明るくなっていくのだった。