モノクロマンティック☆渋めのwhite編☆








今の有栖川の雰囲気に私は何も言えないでいた。






しばらく走ると昨日行ったタワーマンションの前に止まり、有栖川は私の手を引いて車を降りた。





驚くあの2人のコンシェルジュに有栖川は無言で手を上げ、その前を通り、最上階直通のエレベーターに乗る。






タワーマンションの最上階には、扉が2つしかなかった。





な…何、このフロア…。