いつものように私が枕を濡らしていると、

キラキラとした黄色く明るい光が病室を満たす。

ベッドの横に不思議な雰囲気をした青色の目に

金色の髪をなびかせた私と同い年か年上の

青年がしゃがんで私の顔を覗き込んでいる。

「きゃっ!」

私は、急に現れた青年に驚き布団から飛び起きた。

「え?あの??え!?...どちらさまでしょうか?」

私が尋ねると彼は真剣な表情をし、

「僕は大天使、サリエル。あなたの魂を汚さぬようにとの神からの命令である。」

と私に語る。